「2024年度 「遠友リビングラボ建設・運営支援=連続講座=」の第7回講座を1/14(火)に開催しました!

今回は酪農学園大学名誉教授の松中照夫先生をお招きし、「北海道米を巡る3つの物語ー北海道が美味しいお米の産地となったのはなぜ?」とのテーマでご講演いただきました。
サブタイトルには「中山久蔵の熱意、良食味米の品種改良の努力、日本一の農業用水路の開削」とあります。
北海道米が美味しくなった理由として地球の温暖化が言われていますが、これは大きな誤解です。
そうではなく、北海道米を美味しくするための先人の多くの努力が要因だったのです。
講演ではその要因として3点挙げられてました。
北海道米が美味しくなった要因の1点目は中山久蔵(1828〜1919)が短日性を失った「変わったイネ」品種「秋田在来種」の遺伝子を持つ「赤毛種」の稲の栽培に成功した事が挙げられます。
1873年、北広島市島松沢での成功です。
2点目は「低アミロース稲品種」への品種改良が実現した事が挙げられます。
超高額自動分析装置の導入と道立農業試験場全体と若き研究員稲津脩らの大奮闘により1979年実現しました。

また3点目は1924(大正13)年〜1929(昭和4)年にわたっての北海灌漑(かんがい)溝の設置が高度な土木技術と無名の多くの人々の力によってできたことが挙げられます。
これら3点によって北海道米が美味しくなったのです。
これらを情熱をもって語っていらっしゃいました。
聴衆から納得の声が上がりました。
たいへん学びの深い時間となりました。

◎レジュメの予備がありますので、ほしい方は30円でお分けいたします。
三上までお声掛け下さい。
さて2月の「連続講座」のお知らせです。
次回は「大学教育とSDGs〜世界から注目される北海道大学のSDGs〜」とのタイトルで、北海道大学総長特命参与であり同大学名誉教授の出村誠先生にご講演いただきます。
ぜひお越しください!
・(日時):2月11日(火・祝)13:30〜15:30 (於)愛生舘サロン(愛生舘ビル6階)
・(演題):「大学教育とSDGs」〜世界から注目される北海道大学のSDGs〜
・(講師):出村誠先生(北海道大学総長特命参与、名誉教授)
◎皆様のお越しをお待ちしています。
- 場所: 愛生舘サロン(札幌市中央区南1 条西5 丁目8 番地 愛生舘ビル6階)
- 時間: 13 時半〜15 時半(開場13 時)
- 費用:一般 1,000円 道民カレッジ生・学生・高校生 500 円
- 全講座予約不要
コメントを残す