8/19、第2回となります連続講座を開催しました。
「「適疎」なまちづくりを推進するために〜地方都市からはじまるこれからのまちづくり〜」と題し、小篠 隆生さんにご講演いただきました。

小篠 隆生さんは(一社)新渡戸遠友リビングラボ理事長であり、元北海道大学大学院工学研究院准教授、現北海道大学非常勤講師、東京電機大学研究員 非常勤講師をなさっています。
小篠先生は、「世界の大学の多くでは、敷地の約8割が木々や水辺、緑地に囲まれ、静かな環境の中で勉学・研究・交流がなされている」と語ります。
北海道大学もその例に漏れず、自然との調和の中に学びの空間が築かれています。
講演では、先生が自ら設計に関わられた東川町の事例を、数多くの画像とともに紹介されました。
「東川町複合交流施設せんとぴゅあ」の事例では、せんとぴゅあの施設が活動を仕掛けていくことを見越して設計されています。

また「おはよう超早朝市、さとらんど」の事例では広場に人が集まるきっかけをつくりだすことについても説明されていました。

地域・公園・学校・コミュニティセンターなどが一体となって子どもたちの活動の場を形成し、ゆったりとした時間を過ごせるようにデザインされていることが伝わってきました。
また、新渡戸稲造記念公園を拠点とする「新渡戸遠友リビングラボ」にも触れられ、「この場もまた、子どもも大人もゆったりと過ごせる空間としてデザインされていってほしい」と語られました。
参加者からは「札幌市もこのような地域と学びが結びついた空間を目指してほしい」との声も聞かれ、会場全体があたたかい共感に包まれる講座となりました。
次回の連続講座は9月9日(火)13:30-開催いたします。
「ユネスコ協会、国際ソロプチミストについて〜 私が所属する2つの団体の成り立ちや活動について〜」と題し、國田 裕子さん(札幌ユネスコ協会副会長、国際ソロプチミスト札幌元会長)にご講演いただきます。
ぜひ奮ってご参加下さい。
- 場所: 愛生舘サロン(札幌市中央区南1 条西5 丁目8 番地 愛生舘ビル6階)
- 時間: 13 時半〜15 時半(開場13 時)
- 費用:一般 1,000円 道民カレッジ生・学生・高校生 500 円
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