遠友夜話11 クラーク博士は共和党支持だった

今やアメリカ大統領選の終盤で日本のマスコミも下馬評に喧しいが、クラーク博士が札幌に来た年、今から140年前の1876年もアメリカ大統領選のあった年だった。彼は妻や家族への手紙でしきりに選挙戦の様子を気にしている。共和党の候補が勝つといいのだが、と何回も言っているのだ。えー、あの自由と民主主義を札幌に伝えたクラーク博士が、トランプ氏の共和党支持? と一瞬ひるむが、考えてみればクラーク博士はリンカーンの奴隷解放に共鳴して南北戦争に出征した人物である。そして、リ
ンカーンは「人民の人民による人民のための政治」を主張した自由と民主主義の権化のような大統領であった。当時は民主党の方が保守的で、共和党は極めてリベラルな政党だったのである。クラーク博士は「共和党が勝つと良い、我々は一度獲得した自由を失ってはならない」と手紙に書いている。今の日本、一度獲得した自由と民主主義を失いつつはありませんか?
毒舌学者

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