2024年度 新渡戸遠友館 建設支援連続講座の第2回を8/20(火)開催いたしました。
(13:30-15:30 於:愛生館サロン 札幌市中央区南1西5)
今回は北海道大学大学院 文学研究院教授の蔵田伸雄先生に「「人生の意味」について哲学的に考える」との演題でお話しいただきました。
人生の意味について哲学的に考えることは、カウンセリングでも単なる人生論でもなく、音楽や映画鑑賞・読書で感動して生きる意味が分かるというものとも異なります。
人生の意味を考えるのは、煩悩青年の苦悩の時、中年で鬱になった時、歳を取って自分の人生を振り返った時などでしょう。
このような前置きで哲学者的な解説があり、以下のような「まとめ」がありました。
・「人生の意味」には多様な意味がある。
・客観的な意味、つまり社会や周囲への「貢献」に意味があると考えることが多い。
・しかし「自分の人生が自分にとって意味があるという実感や充実感」は忘れられがち。
・自分の人生の物語を再構築することで、人生の意味を「知ろうとすること」の重要性。
以上の簡単な内容報告ですが、いつもより女性聴衆の方が多く20数名の参加がありました。
次回のご案内です。
日時:9月10日(火)13:30~15:30
講師:吉田重子(元北海道札幌視覚支援学校教諭・学校、専門学校非常勤講師)
演題:「みんな違って、みんな同じ」
(視覚障がい者としての体験を通して共生社会の可能性を語ってくれます)
皆様、奮ってご参加ください。
コメントを残す