クラーク博士が札幌農学校での勤務を終え、帰国の途につく際、有名な名言を残しました。
それが
「boys, be ambitious」です。
1877年4月16日に残したこの言葉は「島松の別れ」のワンシーンとして有名です。
クラーク博士のこの名言が現在にも伝わっているのは、
札幌農学校一期生にあたる大島正健の存在が大きいと言われています。
それは大島正健が『クラーク博士とその弟子たち』という本に
クラーク博士との逸話を綴っているからです。
(写真はAmazonより)
(新渡戸稲造は札幌農学校二期のため
札幌農学校でクラーク博士と会ったことはありません。
ですが、大島正健ら一期生を通してクラーク博士の精神は
札幌農学校に息づいていました)
この大島正健の曾孫に当たる大島正伸氏(金沢大学教授)が
2024年1月31日、北海道大学総長を表敬訪問しました。
表敬訪問時、新渡戸遠友リビングラボの関係者も参加させていただきました。
集合写真にある真ん中の額は、
北大50周年の時の関係者寄せ書きとなっています。
1番下には大島正健がクラーク博士との別れの際の言葉と情景を
漢詩で表した内容が書かれています。
青年奮起立功名
馬上遺言籠熱誠
別路春寒島松驛
一鞭直蹴雪沢行
懐クラーク先生
大島老生
貴重な機会となりました。
なお、読売新聞(2024年2月2日付)にも記事が掲載されました。
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