2025年度 第7回連続講座 「クエーカーの元祖ジョージ・フォックスの宗教哲学」開催報告

宗教家たちの思想と向き合う

2026年1月13日(火)、愛生舘サロンにて新渡戸遠友リビングラボの連続講座を開催しました。

今回は、元東洋英和女学院大学教授・元北星学園大学チャプレンの三上章先生を講師にお迎えし、
「クエーカーの元祖ジョージ・フォックスの宗教哲学」〜イエス、ソクラテス、孔子と比較して〜
と題したご講演をいただきました。

会場には15名の方が参加なさいました。
北海道新聞の「イベント案内」を見て来られた方も複数いらっしゃいました。

ジョージ・フォックスと新渡戸稲造の宗教理解

講座ではジョージ・フォックスという思想家が新渡戸稲造の宗教観に大きな影響を与えた人物であることを軸に、彼の宗教哲学を解説しました。

フォックスは、「キリストの光」を内なる体験として受け取ったことから、神と自己と他者に対して正直であること、純粋であることを何よりも大切にしたと言います。

偉大な思想家たちとの対比

講演では、ジョージ・フォックスの思想をイエス、ソクラテス、孔子といった他の宗教家・哲学者と比較しながら、その特色が丁寧に語られました。

  • イエス: 洗礼という宗教体験を経て、「苦しむ人々を助ける」という使命感を持った
  • ソクラテス: 自らの無知を自覚し、真理の探究と青年教育に生涯を捧げた
  • 孔子: 現実主義的な思想と宗教的信頼を併せ持ち、「仁」と「孝」の実践を軸とした

それぞれの人物像を浮かび上がらせながら、フォックスの思想との共通点と違いが浮き彫りにされていきました。


新渡戸と古典とのつながり

また、新渡戸稲造がこれらの思想家たちから多くを学び、
自らの著書『武士道』などにも反映させていること、

さらに彼の夜学校創設時の名前「遠友夜学校」が、論語の
「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」
の一節に由来しているというお話もあり、

参加者からは「なるほど」と深いうなずきが見られました。

意義深い講座となりました!

ご希望の方へ

当日配布されたレジュメは、希望者には1部100円でお分かちしております。
ご希望の方は三上までお申し出ください。

次回講座のご案内(2026年3月3日)

※当初2月10日開催予定でしたが、講師のご都合により3月3日(火)に変更となりました。

すでに道民カレッジ、北海道新聞「さっぽろ10区」、エルプラザのチラシ等も修正済みです。
これまでの参加者の皆さまへはお電話でもご案内をしております。

今年度最後の講座となります。ぜひお誘い合わせの上、お越しください。

講座情報

  • 講師: 愛甲哲也先生(北海道大学大学院農学研究院 教授)
  • 演題:
     「札幌市の公園・北大のキャンパスが生物多様性やウェルビーイングに果たす役割」
     〜北大札幌キャンパスや植物園、そして都市公園が私たちに果たす多様な役割〜
  • 日時: 2026年3月3日(火)
          13:00開場 / 13:30開演
  • 場所: 愛生舘サロン
  • 司会: 村口康博
  • 写真撮影: 秋山孝二
  • 受付・書籍販売: 成田昌子、本間敏幸、中村六美、三上節子


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