2025年7月5日、本年度第1回となる「歴史散歩・遠友夜学校の時代①」を開催しました!
札幌建築鑑賞会 代表の杉浦正人さんにご案内いただき、清華亭とその周辺をゆったりと歩きつつ歴史について学んで参りました。

「カフェ&バー ロガ」(北7西5)
もと画家・三岸好太郎の父親経営の質店の蔵、明治後期の建築(札幌軟石)

サクシュ琴似川の原風景
その川はもとは扇状地の端(扇端)の湧泉から発していた。今は藻岩浄水場の放流水を導水している。

阿部さん宅
北大周辺に現存する札幌農学校時代の教授宅の一つ。
土木工学科教授・坂岡末太郎宅、その後阿波国出身の阿部宇之八(北海道毎日新聞社主、のち北海タイムズ創設者、札幌区長)の所有となる。
新渡戸は教授時代北海道毎日新聞によく寄稿したとのことである。
現役の家屋は2024年札幌市の「地域文化財」に認定されている。

「清華亭」
1880年貴賓接待所として完成。
翌年9月行幸した明治天皇がここで休憩。
阿部さん宅、清華亭の両方に共通するのは破風に十字架型(キングポスト)がついていることで、これは開拓使時代の建築様式とのことである。
特に清華亭の破風には開拓使のシンボルである北極星(五稜星)の彫り込みがある。

偕楽園
1871(明治4)年、札幌でできた最初の公園で、近代的公園としては日本の先駆け。
造営担当と命名者は水戸の尊王攘夷の一派に属していた薄井龍之、それが命名に関係があるかもとも言われている。
1881(明治14)年、この偕楽園で農学校の卒業を前にして新渡戸稲造、内村鑑三、宮部金吾が将来を語り合ったと言われている。
ゆっくりめぐりつつ札幌の歴史を学ぶ事ができました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
次回は9/6に第2回を開催いたします。
こちらも奮ってご参加ください。
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