2025年度 第4回連続講座 「北海道いのちの電話」

南槇子さんによる講演会!

2025年10月14日(火)、2025年度4回目となる連続講座を開催しました。

今回の講師は、北海道いのちの電話 前理事長の南槇子さん

会場には多数の参加がありました。

南さんは大学卒業後、北海道中央児童相談所、札幌市児童相談所、青少年課長、福祉部長、清田区長などを歴任。

その中でも札幌市児童相談所に勤務されていた1978年に開設された「北海道いのちの電話」に、立ち上げ当初から深く関わってこられました。

1980年からは実際に電話対応のボランティアとして活動を開始。

なんと、45年にわたり24時間・無休・無償で傾聴の活動を続けてこられたとのことです。

いのちの電話のボランティアには、1年8ヶ月にわたる養成研修を受けた上で認定される必要があります。

その厳しさと責任感の高さがうかがえます。

電話対応においては「指示や助言ではなく、ただ耳を傾けること(傾聴)が大切」と南さんは語ります。

現在、かかってくる電話のおよそ半分にしか応答できていないという現実があり、「受信機・ボランティア・資金の不足」が大きな課題となっているそうです。

北海道では自殺者数が多いという現状もあり、南さんの静かな語りかけの中に、社会の中で命を支える仕組みの必要性がにじんでいました。

【次回予告】11月11日(火)連続講座のご案内

次回の連続講座は11月11日(火)13時開場、13時半開演です。

講師は、池田光良さん(地下水と湧水の専門技術者)

普段なかなか聞くことができない「自然と環境」に関するお話です。

ぜひご参加ください!

ぜひ奮ってご参加下さい。

  • 場所: 愛生舘サロン(札幌市中央区南1 条西5 丁目8 番地 愛生舘ビル6階)
  • 時間: 13 時半〜15 時半(開場13 時)
  • 費用:一般 1,000円 道民カレッジ生・学生・高校生 500 円 

☆詳細はこちら→https://nitobe-enyu.org/2025_renzoku_kouza/

☆12/9(火)も「新渡戸稲造の愛誦した古歌を味わうII〜『世渡りの道』に引用される有名な古歌の数々を出典を明らかにしながらその意味を味わう〜」とのテーマで連続講座を実施します。

講師は村口 康博さん(北海学園大学豊平会常任幹事、本会活動委員)。

こちらも奮ってご参加ください。