<写真は札幌市環境局みどりの推進部より提供>
「札幌遠友夜学校」跡地は、札幌市により、2014(平成26)年12月に「新渡戸稲造記念公園」として造成されました。市民を中心とした私どもの会は、その公園の北東部(現在更地)に、2016(平成28)年春着工予定で、「札幌遠友夜学校記念館(仮称)」の建設を目指しています。
「新渡戸稲造記念公園」における園名板、2つの格言板(メモリアルウォール)、この土地とブロンズ像に関する銘板の設置に際しましては、文章表現等について新渡戸稲造と札幌遠友夜学校に関する知見を生かして、市担当部署と意見交換・助言をさせていただきました。以下にブロンズ像横の「遠友夜学校跡地銘板」文章、2つの格言、公園内の写真を掲載いたします。2016年着工予定の記念館を思い描きながらご覧頂けますと幸いです。
(1)札幌遠友夜学校跡地銘板文章
新渡戸稲造の精神を受け継ぐ札幌遠友夜学校跡地
この土地は1894年(明治27年)新渡戸稲造が勤労青少年や晩学者のために開設した男女共学の無料の私設夜間教育施設「札幌遠友夜学校」の跡地です。
当時札幌農学校の教授であった新渡戸稲造は、妻メリー夫人の実家に引き取られて育った孤児の女性から遺贈された1000ドルをもとに古家付き土地を購入して学校とし、主に札幌農学校(のち北海道大学)の学生たちが無償で教育に当たりました。女子に対する裁縫等の教育は地域の女性たちが協力しました。1944年(昭和19年)に閉校するまでの50年間に数千人が学び、1000人以上もの卒業生を世に送り出しました。
その後、運営母体の財団法人札幌遠友夜学校から市に無償譲渡されたこの土地に、1964年(昭和39年)札幌市勤労青少年ホームが建設され、1979年(昭和54年)新渡戸稲造博士顕彰会により、札幌出身の彫刻家山内壮夫制作の新渡戸稲造萬里子両先生顕彰碑が前庭に建立されました。
そして、2011年(平成 23年)レッツ中央(旧札幌市勤労青少年ホーム)が解体されたことをうけて、2015年(平成 27年)地域の交流拠点となり新渡戸稲造の精神を受け継ぐ「新渡戸稲造記念公園」として整備されました。
(2)2つの格言
願わくは、われ太平洋の橋とならん。
I wish to be a bridge across the Pacific.
—新渡戸稲造
With malice toward none, With charity for all.
誰に対しても悪意を抱かず、すべての人に慈愛の心を持って。
—Abraham Lincoln
(3)「新渡戸稲造記念公園」の写真
(札幌市環境局みどりの推進部よりの提供、撮影年月日H26.11. 29)
[…] 地には、昨年12月に「新渡戸稲造記念公園」が造られて、市民に供用開始となっています。冬の雪の中で、すでに近所の子供たちの遊ぶ姿が見られました(http://nitobe-enyu.org/nitobe-park/)。 […]
http://www.christiantoday.co.jp/articles/16250/20150610/nitobe-memorial-museum.htm
これを何とか手助けできないでしょうか。
ブロンズ像の建立は1979年と石碑説明文
に刻まれています。
ブロンズ像の台には山内壮夫は一九七四と
刻んでいます。
5年も前に山内壮夫はこの銅像を制作していたのだろうか。
場所が書いてありませんね。
情報というものの条件をきちんと満たしてください。
こんにちは。
恐れ入ります。住所が抜けており失礼いたしました。旧札幌遠友夜学校は札幌市中央区南4条東4丁目にございました。そして新渡戸稲造記念公園はその跡地にできました。私どもの会はその公園の北東部の一隅(現在更地)に札幌遠友夜学校記念館(仮称)を建設したいと2013年4月札幌市議会に陳情し、2014年2月札幌市議会総務委員会で採択されました。その一隅は札幌市教育委員会と借用の約束を取り交わし現在にいたっています。私どもは一日も早い建設を願い、広く募金活動を展開しております。どうぞ、皆さまのご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
[…] なし → 一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 […]
[…] http://nitobe-enyu.org/nitobe-park/ […]