一般社団法人「新渡戸遠友リビングラボ」 (旧、(一社)「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」)からのご挨拶

皆さま、明けましておめでとうございます。

元日早々、悲惨な災害や事故でのスタートとなりましたが、これからの残り大半の2024年は、良いことばかりが起きますようにと願っております。

 さて、2014年に一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」が設立され、市民中心の活動が開始されましたが、昨年11月14日付で表記のように名称を変更し、また、本年1月10日には、理事長、副理事長など大幅な役員変更を致しました(文末参照)。 

 市民活動は、新渡戸先生が学び、教壇にも立たれた北大農学部の多くの方々の応援を得て、さらには2026年に創立150周年を迎える北大の記念応援事業に位置付けられ、大きなうねりとなりました。

大変嬉しいことに、建築の設計・計画が専門で運営にも詳しい北大工学部や北大研究林に関わる多くの先生方との協働で、新しいステージに発展いたしました。

この建築は、これまでのように単に静止状態のものとして捉えるのではなく、新しい町づくりの中に溶け込み、そこで多くの市民、大学、自治体等が協力して多様な「人・情報・活動・教育・課題・議論など」が集まる空間、未来を創る場を創設・建設し、持続する運営を目指したもので、それを実現するための名称変更、組織変更でもあります。

 私自身の教育研究経歴の中で、北大の遠友学舎(創基125周年の記念事業)、医学部百年記念会館、オープンイノベーションハブ エンレイソウを手掛け、地域の公共施設では、積丹町立余別小学校(複式3学級の僻地小学校)、東川町立東川小学校+地域交流センター(全校生徒360名の小学校の複合化による改築)、東川町複合交流施設せんとぴゅあ(地域コミュニティの拠点を旧東川小学校の校舎のリノベーションと増築により創出)などに関わってきましたことから、理事長を務めることになりました。

 理事や監事の役員はもとより、北大を代表する卒業生、北大の各同窓会会長や理事、全国的な新渡戸研究者、新渡戸先生と縁の深い私大理事長先生など、多くの方々が顧問として、札幌市民、北海道民、日本国民、皆の新渡戸先生を一緒に顕彰して下さいます。

今回、新渡戸遠友リビングラボが札幌市中央区南4条東4丁目の新渡戸稲造記念公園に建設を目指す建築は、北海道大学、札幌市、創成川東地区の地域と新渡戸遠友リビングラボが協働し、本会が建設と運営のマネジメントを行うものです。

これは地域の街区公園に建つまったく新しいパブリックスペースとして、普段使いの公園だけでなく、世代、年代を超え、地域を超えたさまざまな来訪者の方々が、さまざまな知に触れることでおきる交流を目指すもので、新渡戸の融和、連帯の精神を受け継ぎ、以前この地にあった遠友夜学校のオマージュともなるものです。

このような全国的にも例を見ない新たな公共を皆様方と一緒に創り上げていきたいと思っております

どうぞ皆さま、特段のお力添え下さいますようよろしくお願い申し上げます。  

令和6年1月 

一般社団法人「新渡戸遠友リビングラボ」
理事長 小篠隆生

一般財団法人「新渡戸遠友リビングラボ」役員一覧
(クリックで拡大します)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください